「相手も同意していたはずだ」と本人が考えていても、相手が酒に酔っていた場合には準強姦罪が問題となることがあります。これは外国人住民が最も誤解しやすい罪名のひとつであり、文化や認識の違いから思わぬ事件に発展します。
準強姦罪とは何か
準強姦罪は、暴行や脅迫を用いなくても、相手が酩酊や睡眠などによって抵抗できない状態(心神喪失または抗拒不能の状態)にあることを利用して性的行為に及んだ場合に成立します。つまり、その場で明確な拒絶がなかったとしても、相手が判断や意思表示をできない状態であれば、有効な同意があったとは認められないということです。
なぜ誤解が生じやすいのか
「嫌だと言われなかった」「相手も楽しんでいた」という主観的な印象だけでは、同意があったことの証明にはなりません。問題となるのは、相手が当時どの程度酔っていたか、正常に判断できる状態だったかという客観的な事情です。飲酒を伴う場面では、この境界が曖昧になりやすく、後になって深刻な争いに発展します。
事件に直面したときの対応
準強姦事件では、相手の酩酊の程度や当時のやり取りが核心的な争点になります。防犯カメラ、メッセージ、同席者の証言など、状況を示す証拠の保全が結果を大きく左右します。黙秘権と弁護人選任権を意識し、不確かな記憶のまま供述してしまわないことが重要です。
準強姦罪は同意の有無の評価をめぐって複雑な争いになりやすい類型です。心当たりのある連絡を受けた方は、早急に専門家へご相談ください。ミン・サンビン弁護士が外国人の防御を支援します。